「運動量保存の法則」 例題2

2006.2.1 解説:教育センター 平田 慈
出題:中村陽一
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例題2

図のように,なめらかな水平面に向かって小球が飛んできて,鉛直線と 30 ° の角をなして,2.4〔m/s〕の速さで衝突した。 衝突後,小球は鉛直線と 60 ° の角をなす方向にはね返った。衝突直後の速度の水平成分と鉛直成分の大きさ,および反発係数 e を求めよ。


解答・解説

速度を面に平行な成分と垂直な成分にわけて考える。反発係数に関係するのは垂直成分のみ。

解答例

水平右向きに x 軸,鉛直下向きに y 軸をとる。衝突前の速度は
水平成分:〔m/s〕
鉛直成分:〔m/s〕
衝突後の速度の水平成分と鉛直成分を とすると, 面に平行な方向の速度は変わらないので水平成分は不変であり
〔m/s〕
また,60 ° の方向に飛んだから
 &there4 〔m/s〕
反発係数は面に垂直な速度成分の比だから、
答 衝突後の速度の水平成分は 1.2〔m/s〕,鉛直成分は -0.69〔m/s〕,反発係数は 0.33

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