関数のグラフの平行移動を考えてみます。
基本となるのは、平面上の点の平行移動です。
(*)のように表されます。 逆に、 P は Q を x 軸方向に - p、y 軸方向に - q だけ平行移動した 点と見ることができますから、![]()
(**)のように表すことが出来ます (**)は(*)の書き換えです)。![]()
このことをふまえて、グラフの平行移動を調べてみます。
平行移動したグラフ上の点 P (x, y) を x 軸方向に - p、y 軸方向に - q だけ平行移動 した点を Q とすると、Q は元の y = f (x) のグラフ上にあります。 そして、Q の座標は、Q (x - p, y - q) と表されますから、
が成り立ちます。 これが、y = f (x)を平行移動したグラフを表す方程式となります。, すなわち,
![]()
具体的な例をみてみます。
という二次関数を考えてみます。 この方程式は![]()
のように変形できます。これは![]()
実際にグラフを書くときには、放物線の特徴の一つである、頂点に注目してみましょう。
頂点も同じように平行移動しますから、放物線 の頂点は (1, 2) です。
Copyright © 2012-2024 Electrical and Electronic Engineering, Setsunan University, All rights reserved. |